2023年11月25日新規掲載
午前中は座学で「植物観察」の講義(3部構成)がありました。
(1) 植物の覚え方のコツ
植物の名前を覚えるにはどうしたらいいか。また、図鑑を使いこなすにはどうすべきかを学びました。しかし、植物の覚え方には王道はなく、地道に努力あるのみです。
(2) 植物解説のポイント
植物解説の展開の仕方として基本形(植物の特徴・見分け方のポイント・名前の由来を伝える)があり、その展開として「わかりやすく伝えるための工夫」や「奥行きを伝えること」を学びました。
(3) 自然観察会の企画から実施まで
企画では実施時期やテーマなどを決め実施計画を作成します。その後、参加者募集と下見の実施を含め本番までの準備を行い、本番ではスタッフミーティングから受付、オープニングの挨拶、観察会での注意点、エンディングの挨拶までを説明していただきました。
午後は「模擬観察会」
(1) 「模擬観察会」の下見
長池公園内の雑木林に入り草花や樹木(ミツデカエデ、エノキ、ナンテン、コナラ、キブシ、コブシ、ミズキ、ムクノキ、ムクロジ、ヤマグワ、イヌザンショウ、ミツバウツギ、ガマズミ、ホオノキ、シラカシ、ヒメコウゾ、アカシデ、ヤブタバコ、カラスノゴマなど)を観察しました。これらの中から各会員が解説すべき植物を探し、その後図鑑やインターネットなどで詳しく調べ、「模擬観察会」に備えました。
(2) 「模擬観察会」の実施
各会員が二次試験を想定し、下見で決めた草や樹木(エノキ、コナラ、コブシ、シラカシ、ノギク)を5分を目標に解説しました。
解説終了後、講師と会員から講評をいただきました。皆さん5分程度によくまとめ、落ち着いて自分の言葉でうまく説明ができたとの評価です。ただし、皆さんの解説の中に専門用語がありましたので、講師から専門用語でなく一般的な言葉で説明するようアドバイスがありました。
(3) 研修のまとめ
二次試験受験時の注意などを講師の方からアドバイスがありました。
最後に参加者全員で集合写真を撮り、二次試験合格を祈って終了しました。
参加者:天野さん、齋藤さん、瀬川さん、中村さん、松井さん〔会員〕
講 師:小菅智彦さん
スタッフ:氏家清高、芝原 久〔事務局・写真〕、西出幸子
報 告:氏家清高
フォトギャラリー:写真をクリックすると拡大し解説が表示されます。