森林インストラクター資格取得支援講座(6)【6月4日(日)曇り、八王子市  長池公園】

「安全および教育」

 

2023年6月8日新規掲載


開会式:講師の自己紹介「アブラチャンの実を絞った油で灯りを灯しました」
開会式:講師の自己紹介「アブラチャンの実を絞った油で灯りを灯しました」

 資格取得支援講座の5日目「安全および教育」を八王子市の長池公園で実施しました。

 開会式では本日の予定確認と配布資料確認、参加者の自己紹介、スタッフ・講師の自己紹介を行いました。講師の自己紹介では、アブラチャンの実を絞った油で、灯をともした面白い体験の話が有りました。

 午前中は座学です。「安全および教育」の科目が“山の安全”から“企画の立て方”まで5つの項目があること、問題は300字以内や400字以内の記述式、箇条記述式、正誤○×式、穴埋め式、などで出題されることの解説の後、早速過去問題に回答する演習を行いました。“山の安全”では300字の記述式問題に取り組みました、解答例をそのまま書き写して300文字を書くのがどのくらい時間がかかるかを体感しました。

その後も”救命手当・応急手当”では正誤式の問題について”森林と人間と自然保護”では選択穴埋め、”企画の立て方”では箇条記述式問題に回答する演習を行いました。

  

実習:ツタとツタウルシの見分け方を確認します
実習:ツタとツタウルシの見分け方を確認します

 座学の最後に、参加者から演習の感想を聞き、「漢字が書けるか心配」「時間がないと文字が乱雑になってしまう」「きちんとした文章が書けるか」「腕が疲れた」などの感想が有りました。

 締め括りとして、漢字で誤字を書くよりひらがなで、300字指定の場合は290字くらい埋める、箇条書きでも良い、など回答方法のアドバイスが有りました。

 

 午後は実習です。最初は、自然観察会における危険な物を探す実習です。講師が準備したフィールドビンゴ「五感でキケンを探そう!」に基づいて、棘のある木や草、さわると手が切れる葉・かぶれる葉、危ない木・場所などを、参加者を2つの班に分けて探しました。手入れの行き届いた公園で、なかなか危険なものは見つかりませんが、棘のあるハリギリ、ススキ、ヌルデ、頭上の枯れ枝、苔の生えた石畳、濡れたマンホールの蓋など色々危ないものが見つかりました。最後に講師から木に絡んだ三つ葉のツタの所で、ツタウルシとツタの見分け方の説明がありました。

   

 

集合写真:参加者・講師・運営スタッフの皆さん
集合写真:参加者・講師・運営スタッフの皆さん

 次は、三角巾を使った応急手当です。三角巾を包帯として使うための、八折三角巾を作る方法を練習しました。机やテーブルの上で折れば簡単ですが屋外にはありません。両手を使って空中で折り畳みますが、なかなか要領が掴めません。繰り返し練習しました。その後膝の止血包帯、捻挫した足首の固定、腕の吊り方などを練習しました。最後に携帯用救急セットの紹介とポイズンリムーバの使い方を体験しました。

 

 講座の最後に講師から「安全および教育」は他の科目と比べて合格しやすいので頑張って下さいとの激励の言葉があり、スタッフからは楽しんで勉強して下さいとの応援がありました。集合写真を撮って解散しました。

  

参加者:天野さん、伊與田さん、上野さん、木村さん、瀬川さん、遠山さん、

    古屋さん、増岡さん、松井さん、渡辺さん

講 師:藤田冨二

スタッフ:氏家清高、芝原 久〔事務局・写真〕、槙田幹夫

報 告:槙田幹夫


写真をクリックすると拡大し解説が表示されます。