2024年5月31日新規掲載
「FIT友の会」主催の森林インストラクター資格取得支援講座5日目「森林内の野外活動」-実習を高尾山において、友の会会員3名、一般参加者1名、スタッフ1名が参加し、「初夏の高尾山親子自然観察会」の幹事とスタッフの皆様のご協力で実施しました。
今回は「高尾山 初夏の親子自然観察会」のリハーサルに「友の会」会員(以下、会員)がお客様役として参加し、資格取得後に企画・運営を担当する親子観察会について学んだ。
高尾山口駅前から各所に配置された案内係に誘導され、各会員は集合場所の高尾森林ふれあい推進センター前広場へ到着した。受付を済ませ「友の会」で打ち合わせを行い、開会式に臨んだ。
開会式はスタッフと参加者が揃ったところで、予定よりも早く始まった。開会式は本番と同じ手順で進行した。中でも「アサギマダラ体操」というアサギマダラ蝶の動きを真似た体操が披露され、会員に強い印象を与えたようである。
開会式の終了後、各班に分かれ出発する。稲荷山コースに入る。最初のきつい坂を登りきると稲荷神社前の広場である。ここで休憩し、これからの山登りに備える。ここまででクロモジやクサキの匂い、ヤブムラサキの葉の肌触りといった、五感を使った観察を会員は学ぶ。
この先、本格的に高尾山山頂に向けて登って行く。班長から高尾山の樹木や草花の説明や所々立っている看板の説明に会員は聞き入っていた。同行するスタッフからのアドバイスは会員にとって大いに勉強となった。観察中のスタッフの行動にも注意を払う。
高尾山はマルバウツギが花盛りで、白い小さな花の集まりは至る所で目を楽しませてくれた。その他にガクウツギ、コゴメウツギ、ニガナ、ハナイカダ、ハンショウヅル、ホウチャクソウ、高尾山駅のセッコクなどを観察することができた。また、資格試験と関係のあるブナとイヌブナの違いを直接確認することもできた。昼休みには飛んでいるアサギマダラを見ることができた。
午後は、1号路からいろはの道分岐、4号路を経由して、無事、ゴールである慰霊塔広場に到着した。そこで閉会式を行い解散となった。
会員からは「今まで気づかなかったことに気づくことができた」とか、「今後、進むべき方向に大きな影響があった」との感想があり、今回の親子観察会に参加したことが貴重な体験になったようである。
キブシ会の皆様、班長の皆様からのご協力とご指導をいただき、会員にとって有意義な実習となった。ありがとうございました。
参加者:〔会員〕天野さん、久保田さん、小林さん、〔一般〕小黒さん、
講 師:2024初夏の高尾山親子自然観察会スタッフの皆さん
スタッフ:氏家清高〔事務局/運営部会長〕
報 告:氏家清高