森林インストラクター資格取得支援講座(6)【6月5日(日)曇り、八王子市  長池公園】

「安全及び教育」


開会式:本日のスケジュール確認
開会式:本日のスケジュール確認

 八王子市の長池公園で会員3名と講師・運営スタッフ3名で『森林インストラクター資格取得支援講座』6日目「安全及び教育」を実施しました。

 

 午前中は座学で、山の安全、救命手当・応急手当、森林と人間と自然保護、森の文化史、人を引き付ける話法の各項目について、その内容の解説と過去の出題問題を使った演習を行いました。

 それぞれの項目ごとに過去問を使った演習を行い、300字記述問題、自由記述問題、正誤問題、選択穴埋め問題に回答する練習をし、「安全及び教育」科目の全体イメージの把握と4つの出題形式の問題に回答する要領を習得しました。

 

集合写真:参加者と講師、事務局の皆さん
集合写真:参加者と講師、事務局の皆さん

 午後は、座学の続きで企画に立て方の項目について解説と演習を行った後、実習を行いました。実習の前半は屋外で、「自然観察会における危険な物を探す」テーマで公園内の危険な物を探しました。植物、動物、地形・気候、その他の4項目にあてはまるものを全員で探しました。触るとかぶれる植物、棘のある植物、触れると炎症を起こす毛虫、滑りやすい坂道や杭が出ている階段、濡れたマンホールや側溝のふた、頭上の枯れ枝など探しました。

 

 後半は「応急手当を体験する」テーマで三角巾を使った応急手当と救急セットの一つ、ポイズンリムーバの使用方法、水道が無い森林で負傷した時の傷口洗浄用の孔をあけたキャップを付きのペットボトルを使ってキズの洗浄法を体験しました。三角巾を使った応急手当では、八折り三角巾の作り方、結び方、膝負傷時の圧迫包帯、腕吊り、捻挫した足首の固定方法を体験しました。

 

 応急手当は試験に合格するためだけでなく、森林インストラクターとして活動する時にも必要な技能です。日本赤十字社や消防署で行っている救命講習会の受講を勧めました。

 

参加者:〔会員〕木村さん、立川さん、山口さん

講 師:藤田冨二さん

スタッフ:芝原〔事務局・写真〕、槙田〔報告・HP〕

報 告:槙田幹夫


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