「FIT友の会」主催 森林インストラクター資格取得支援講座「オリエンテーション」を長池公園自然館において、会員5名、一般参加者1名(その後新規入会)、講師スタッフ5名、オブザーバ1名、合計12名で実施しました。
「FIT友の会」で森林インストラクター資格取得支援講座を開催するにあたり「オリエンテーション」として、新規会員の顔合わせ、運営スタッフ・講師の紹介、FIT及び友の会の活動について説明しました。2022年度は新規入会6名、継続1名、合計7名でスタートです。
(午前):開会の挨拶後、運営スタッフ、会員・一般参加者の自己紹介を行いました。FITの活動内容、友の会の年間計画と森林インストラクター試験概要説明を行いました。
(午後):長池公園内の雑木林の自然観察を実施しました。
・自然館出入口にあるゴマキの葉の匂いを嗅いでもらうことから始まりました。皆さん最初は何の匂いか首を傾げていましたが、胡麻の匂いと分かると、皆さん大いに納得しました。
・ミツデカエデとエノキを観察し、それぞれメグスリノキとムクノキの違いを学びました。似た樹木の違いを説明する試験問題に対応します。
・アオキは常緑樹で雌雄異株でこの日は雄花がわずか咲いていて、雄花の形態を観察しました。また、キブシの雌花も観察、雄花との違いを確認しました。
・桜餅に使うオオシマザクラ、葉と花が同時に開くヤマザクラ、オオイヌノフグリの名前の由来、タチツボスミレと他のスミレの違い、ニワトコノの複葉、外来種のガビチョウなどを多岐にわたり説明していただきました。
・カタクリの花は上から見るばかりではなく、昆虫からの目線である下から見ることで、カタクリの戦略を考えることができる。
・その他、ドクダミの匂い、ニリンソウの生きる戦略、コナラ・クヌギの樹皮の違い、フジのつるの巻き方の違い(S巻かZ巻)、ヒノキとサワラの見分け方等を観察しました。
・「人間との関わり」や「植物の視点に立つ」を考えながら、草花・樹木を覚えていくことが、森林インストラクターとして重要です。
自然館に戻り、参加者全員から本日の観察した動植物で印象に残ったものを発表してもらい、本日の成果を共有しました。
最後に先輩として運営スタッフから自分達の合格体験や勉強方法などを語ってもらいました。これから森林インストラクターの資格を目指す仲間として、一緒に楽しく勉強していくことを誓い合い、閉会の挨拶をもってオリエンテーションは終了しました。
参加者:〔会員〕金子さん、上島さん、鈴木さん、西出さん、早川さん、
〔一般〕山口さん
講 師:槙田幹夫〔運営スタッフ・HP〕
スタッフ:芝原〔事務局・写真〕、氏家、早川、横井、〔オブザーバー〕田川
報 告:氏家清高