森林インストラクター資格取得支援講座(4)【7月11日(日) 晴れ、八王子市長池公園】

「森林内の野外活動」


新型コロナウイルス感染拡大防止の為、当初の予定5月16日(日)を7月11日(日)に延期しました。


最初はアイスブレーキング:誰でも楽しめるじゃんけんは定番です
最初はアイスブレーキング:誰でも楽しめるじゃんけんは定番です

 森林インストラクター資格取得支援講座「森林内の野外活動」を八王子市の長池公園で田川さん、槙田さんの2名を講師に迎えて実施しました。  新型コロナウイルス感染拡大・防止対策を万全に施し、小まめに水分補給をしながら実施しました。  

 

 午前中は屋外で講師による以下6つのネイチャーゲームおよびロープワークについて、実際に体験して頂きながら、その目的やポイントなどの説明を受けました。

1.アイスブレイク(ジャンケン:普通・後出し)

2.ノーズ(生き物クイズ)

3.動物交差点(私は誰でしょう?)

4.カモフラージュ(人工物さがし)

5.フィールドビンゴ(五感を使ったビンゴ)

6.オーディア!(Oh, Deer !「プロジェクトワイルド」)

 

オーディア!:野生のシカの生態をモチーフにしたゲームです
オーディア!:野生のシカの生態をモチーフにしたゲームです

 プログラムの一番最初に「アイスブレイク」を行うことにより、初対面の参加者同士が緊張をほぐす方法を学んで頂きました。

「ノーズ」「動物交差点」では参加者同士が交流しながらゲーム感覚で森の生き物の生態に思いを馳せる方法を学んで頂きました。

「カモフラージュ」では、自然の中の人工物を探すことにより、自然を見る目を豊かにする方法を体験して学んで頂きました。

「フィールドビンゴ」では、公園内を歩きながら、五感を研ぎ澄ませてゲーム感覚で自然のものの特徴を観察する楽しさを学んで頂きました。

「オーディア」では、シカ・食物・水・住処になって実際に動いて頂くことにより、野生動物が自然環境の変化によって受ける生存への影響などを体感して頂きました。

ネイチャーゲームは各アクティビティを実際にゲーム感覚で体験していただき、プログラムのつくり方を学んで頂くことで、自然の面白さや大切さを伝える方法について学習して頂けたと思います。

また、ゲームは参加者だけでなくリーダも一緒に楽しめること、大人も子供も楽しめること、参加者の人数や年齢によってプログラムを組み立てることが大事など、野外ゲームを行う上での注意点の説明がありました。

ロープワークでは、ロープを使った10種類程度の結び方について、各結びの使用目的と結び方について説明を受けました。

 

クラフトで使用する接着剤:グルーガンと木工ボンドの特徴は
クラフトで使用する接着剤:グルーガンと木工ボンドの特徴は

 午後は、午前中の実習の振返りの後「森林内の野外活動」について要約資料およびテキストの解説と過去問題の演習、質疑を行いました。その後、ネイチャークラフトの実習を行い、以下のように

①木の実ブローチ(合格鉛筆、鉛筆ブローチ、木の実ブローチ、ネームプレート、ぶんぶん独楽)と②タネの模型を作って頂きました。

 

① 木の実ブローチづくり

小刀や電動ドリルを使って、クロモジなどの小枝で「合格鉛筆」や「鉛筆ブローチ」を作りました。小刀や鋸などの刃物を使う時の正しい持ち方や安全な使い方を学んで頂きました。

また、接着剤のグルーガンとボンドの違いを確認して頂きました。グルーガンは即接着ですが、接着力が弱く、先端部の高温、余熱など、やけどに注意して安全に使用することが大切です。グルーガンのデメリットを補う方法として、ホワイトボンドで補強する方法も紹介しました。

ネームプレートやぶんぶん独楽つくりでは、素材の木の名前や特徴を知り、創造することで、楽しみながら自然のものに親しみを持ってもらう方法を学んで頂きました。 

 

 ② アルソミトラとニワウルシなどの「たねの模型」つくり

高発泡ポリエチレンシートと、三角クリップ、ホログラムシール片などで作り、タネの飛行(散布)を確認して頂きました。

注意する点は、飛ばす場所は十分広く、危険物がないと所を選ぶことです。植物のタネの工夫を学んで頂きました。

 

振り返りとして参加者・講師全員が実習感想を述べ閉会式としました。 

今回の講座で学んだことを試験対策や今後の活動に是非活かして頂きたいと思います。

 

【参加者】友の会会員:氏家さん、高木さん、高橋さん、田中さん、西出さん、早川さん

【講  師】田川 裕則さん、槙田 幹夫さん

【スタッフ】芝原 久(事務局・写真)、槙田 幹夫(HP)、三井 大造、横井 行男、関口 萌子

【報 告 者】関口 萌子


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