森林インストラクター資格取得支援講座(8)【6月27日(日) 曇り、奥多摩町鳩ノ巣フィールド】

「林業-実習」


間伐材で作った橋を渡って鳩ノ巣フィールドへ
間伐材で作った橋を渡って鳩ノ巣フィールドへ

森林インストラクター資格取得支援講座「林業-実習」を森林施業現場の奥多摩町の鳩ノ巣フィールドで関さんを講師に迎えて実施しました。  

新型コロナウイルス感染拡大・防止対策を万全に施し、熱中症予防で小まめに水分補給をしながら実施しました。 空模様が不安定の為、事前に借りていた棚沢コミュニティセンターに荷物を置き、フィールド入口の広場で身支度を整えフィールドへ入りました。

 

フィールド内で約束事項、鳩ノ巣フィールドでの森づくりの説明がありました。 フィールド入り口の広場脇のワサビ田では特用林産物の解説、フィールド内の樹皮を見ながらシカの食害の解説を聞きました。急斜面に作った作業道では間伐材の有効活用、花粉の飛散量が少ない苗を植林したスギ林、シイタケの原木栽培について説明を聞きました。広葉樹林では萌芽更新、スギ林では切り株更新について観察しました。 

 

治山事業の一つ治山ダム:渓流の浸食防止や土石流防止のための構造物
治山事業の一つ治山ダム:渓流の浸食防止や土石流防止のための構造物

また、配布資料の振興山村の定義、治山事業(砂防ダム)、ウラゴケと完満材、歴史と文化(旧街道)、標高差(100m)による樹種の変化等の説明を聞きました。

 

 空模様が怪しいため、昼食・午後は、棚沢コミュニティセンターで行いました。

 

午後は、参加者に樹木の根張りを表現してもらったり、樹木の成長(幼・若・成・老)の役割配分(基礎代謝・成長・生殖等)の占める割合の解説、環境問題(CO2循環についての問題)の質疑、材の異方性についての質疑などを行いました。 

 

振り返りでは参加者・講師全員の実習感想を述べ閉会としました。 

 

参加者:〔会員〕高木さん、高田さん、田中さん、早川さん、〔一般〕大泉さん、加藤さん、長岡さん、松平さん、松本さん

講 師:関 美知夫さん

スタッフ:芝原〔事務局・写真・報告〕

報 告:芝原 久


写真をクリックすると大きくなって解説が表示されます